ルカの福音書6章27,28節
平地の説教のなかで特に衝撃的なイエス・キリストの教えはなんでしょうか。
私にとってはルカの福音書6章27節の言葉「あなたがたの敵を愛しなさい」です。
この言葉を守るとき、世界にまことの平和が訪れることでしょう。
そして、この世界がつまらないと思う人が一人もいなくなることでしょう。
イエス・キリストはその教えを弟子たちに伝えています。
そのことはイエス・キリストの弟子になるためには、「敵を愛すること」が求められるということを示しています。
イエス・キリストの弟子とは
Ⅰ、イエス・キリストの教えを聞く者
イエス・キリストの教えを聞く者です。信仰は聞くところから始まります。
イエス・キリストは「弟子たちを見つめながら」(1)とあります。
そこに弟子への深い愛を感じます。
Ⅱ、敵を愛する者
イエス・キリストは弟子たちに言います。「あなたがたの敵を愛しなさい。」と。(27)それは簡単ではありません。
イエス・キリストにあって新しくされた者にしかできないことです。
敵を赦すことさえもできないのが人間です。
それよりさらに踏み込んで愛するということはその人に善を行うことを意味します。
Ⅲ、御霊に属する者
敵を愛する者は御霊に属する者です。聖霊を求め、そして、聖霊を受ける者です。
御霊は愛です。それゆえ敵を愛することができ、呪う者を祝福することができるのです。
自分を愛する者を愛することは誰でもできますが、(32)自分を敵とみなす者を愛する
ことができるのは、御霊に属する者であり、新しい人です。
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