ルカの福音書6章30~36節
前回に続き「敵を愛しなさい」のみ言葉を深めていきたいと思います。
ある牧師は中学生の時この言葉を聞き、美しい言葉と思ったそうです。
しかし、自分にはできないと思い、次第にこのみ言葉を忘れてしまったと。
「悪には悪で報い、愛には愛で報いる」というのが世界の常識かもしれません。
しかし、イエス・キリストはこの言葉を弟子たちに教えます。
キリスト者がそのみ言葉に生きる時、私たちは変わり、世界は変わるのです。
それはなぜでしょうか。
Ⅰ、報いは大きいのです。(35節)
イエス・キリストの言葉は真理です。
「あなたがたの受ける報いは大きい」と言われるならば、その通りなのです。
自分の敵を愛していくとき、自分自身が神の祝福を受けて変わります。
次に周りの世界が変わるのです。
Ⅱ、いと高き方の子どもとなります。(35節)
イエス・キリストの教えを聞くだけでなく、それを行う時に、いと高き方の子どもであると教えられています。
自分の敵を愛することは普通はできないからです。それは新しく造られた者の姿です。
そのことは水と霊からによります。
それは洗礼と御霊であり、御霊に満たされていくとき、「自分の敵を愛する」ことができる者とされます。
その姿こそ神の子どもの姿だとイエス・キリストは言うのです。
「あなたがたは、いと高き方の子どもです」と。(35)
Ⅲ、ゲッセマネの祈りの凄さを知ります。(22章42節)
イエス・キリストが十字架にかかる前にされたゲツセマネの祈りの凄さを知る者と
されます。
そして私たちもその祈りをささげるとき、世界は変わるのです。
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