イザヤ書9章1~8節
先週日曜日からアドベントに入ります。
ともに主なるイエス・キリストのご降誕のクリスマスの日を待ち望みましょう。
先週同様に今日もイザヤ書9章より「永遠の父」と呼ばれる方の誕生の預言を
お伝えします。
Ⅰ、「永遠の父」と呼ばれる(6節)
この預言は神の御子イエス・キリストの誕生ではないか。
しかし、イザヤは「永遠の父」と呼ばれると預言します。
一つは私たちの救い主は永遠なるお方です。永遠におられるお方、永遠の神です。
「イエスは、永遠にメルキゼデクに等しい大祭司として、わたしたちのために
さきがけとなって、はいられたのである。」(ヘブル6・20、口語訳)
第二に父の性質に優しさがあります。ルカの福音書でイエス・キリストの語る、あの
たとえ話の放蕩息子の父のように、慈悲深さもある優しさです。
第三に父の性質は民に対する父の関係を示しています。(イザヤ63・16.64・8)。
みどりごがイスラエルの民に対する保護者、統治者であることを示し、そこには
公正で思いやりに満ちた父の姿があります。
第四に父の性質は主の贖い主です。
Ⅱ、永遠に生きる者へ
この「永遠の父」と呼ばれるお方を救い主と信じるとき、私たちも永遠の命を
得る者とされ、隣人に対して憐れみ深い人へと変えられるのです。
マザーテレサは愛の反対は無関心と言われましたが、私たちの周りには孤独な人、
絶望の叫びをしている人、貧しい人たちがいます。
その人たちに愛を与えることのできる者これが神のみこころです。
「あなたの隣人を自分自身のように愛しなさい。」(マルコ12・31)
救い主イエス・キリストに出会った人生は新しい人生が始まり、愛を与える人生に
変えられるのです。
Comments