イザヤ書11章1~10節
本日はアドベント第二礼拝です。
二本目のろうそくは「天使のろうそく」と言われ、
平和を表します。
主イエスの誕生を天使は賛美します。
「地の上で、平和が みこころにかなう人々にあるように。」
(ルカ2・14)と。
それゆえに「平和の王」という題で説教します。
Ⅰ、希望なきイザヤの時代(6章)
イザヤが預言者に召されたのは希望なき、暗黒の時代でした。
ユダヤの国は北にはアッシリア、
南にはエジプトと囲まれ、
神はこうイザヤに預言するのです。
「町々が荒れ果てて住む者がなく、
家々にも人がいなくなり、
土地も荒れ果てて荒れ地となる。」(6・11)
すべてが失われている中、暗闇の中にかすかな光としてある、
それはイザヤが説く福音です。
Ⅱ、切り株から始まる希望
全く絶望しかない世に、切り株から始まるのです。
そこには希望があるのです。
Ⅲ、エッサイの根株から出た王(1節)
1節のエッサイはダビデの父です。
ダビデの子孫からメシア(救い主)が生まれる
預言でもあるのです。
イスラエルの国を統一したダビデ王ではなく、
武力ではなく、平和の王として来られた主イエスです。
(9・6)
そして、6節のみ言葉のように、
弱肉強食の社会ではなく、
弱者が苦しまない、共生共存の関係でともに生きるという
その社会、
その世界は平和の王が支配している世界でなければ
いけないのです。
私たちの主イエスはそのようなお方として、
2千年前にベツレヘムでお生まれくださったのです。
ですから、私たちの心にも平和の王である主イエスを
お迎えください。
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