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◆2月16日(日)「失望してはいけない」

  • 執筆者の写真: faith
    faith
  • 2月16日
  • 読了時間: 2分

ルカの福音書18章1~8節


Ⅰ、現在の社会の縮図

この一人のやもめと同様に私たちにとって、

このような苦難を受けて生きることは、

単にこの社会に不正がはびこっているということで

済まされることではなく、

強い立場の者が弱い立場の者をないがしろにする

社会があり、神の支配が実現していない社会、

神の正しさが貫かれていない社会のように思えます。


主イエスは、目には見えなくても

「神の国はあなたがたのただ中にある」(17・21)

と言われました。

しかし、私たちが日々直面している現実を思うとき、

私たちはこの主イエスのお言葉を時には疑ってしまうのです。


Ⅱ、失望しない一人のやもめ

しかし、この一人のやもめはあきらめませんでした。

正しい裁きが行われることをまったく期待できない中で、

それでも正しい裁きが行われることを求めて

訴え続けたのです。

それは神ご自身に期待し、

神ご自身が御業を行ってくださることに期待することを

あきらめてはいなかったということです。


主イエスはこのやもめの姿を通し、

神のご支配が実現していないかのように思える

現実の中でも、私たちがあきらめることなく、

失望せずに絶えず祈るように

お命じになっておられます。


落胆して祈ることさえあきらめてしまうことが

私たちにはしばしばあります。

苦しみに圧倒されてしまうからです。

しかし、まさに落胆せずにはいられないような

現実にあっても、このやもめがあきらめることなく、

神ご自身に一途に、真剣に祈り続けたように、

私たちもあきらめることなく、

神ご自身が御業を行い、正しい裁きを行ってくださる

ことに期待し、気を落とさずに絶えず祈りをささげ、

生きた信仰生活をいたしましょう。

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