ルカの福音書2章41~52節
主イエスの少年時代のことは、
ルカの福音書のみ触れています。
しかし、ここ(ルカ2章)でも、
私たちは神からの強いメッセージを知ることができます。
主イエスは、
Ⅰ、神の子としての目覚め
主イエスは30歳になって神の子としての目覚めがあったという人もいますが、
12歳の時にはもうすでに神の子としての目覚めがあったのです。
エルサレムにある神殿を「自分の父の家」と言われたのです。(49)
このところから30歳まで、
神の子、メシアとして生きる主イエスは待たなければいけなかったのです。
待つことは時にはつらいことかもしれませんが、
主イエスはそのようになされたのです。
Ⅱ、両親に仕える
新約聖書にも、子どもに対する聖書の教えがいくつかあります。
「子どもたちよ、すべてのことについて両親に従いなさい。
それは主に喜ばれることなのです。」
(コロサイ3・20)
私もクリスチャンになる前は、
表面的には両親に仕えていましたが、
心の中で仕えてはいませんでした。
十戒の一つである「父と母を敬え」の教えを
守っていなかったのです。
ですから、まさに罪人のひとりです。
しかし、教会に導かれて、自分自身の罪が示され、
悔い改める時が与えられ、
神の恵みによって罪赦されて神の子どもとされたのです。
そのなかで、30歳まで両親に仕えていた主イエスの姿に、
特に教えられたのです。
主イエスこそ父なる神に仕え、人に仕えていた人生なのです。
今日の中心聖句の51節の「仕えられた。」とは、
「服従させる」という意味の、
ギリシヤ語のヒュポタッソーという言葉から来ていています。
ですから人々は主イエスのことを
「ヨセフの子」(3・23.4・22)とみなしていたのです。
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