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5月21日(日) 信仰はどこにあるのですか

ルカの福音書8章22~25節


8章8節のイエスが大声で言われた姿も印象的ですが、ここでの「あなたの信仰は

どこにあるのですか」という言葉はどきっとする言葉です。

舟が突風で揺れていて不安な弟子たち、そして、そのなかでイエスは眠っています。

今、弟子たちは闇に飲まれ、死の陰が見え隠れしていたのです。

私たちの人生のなかで闇に飲まれること、死の陰が見え隠れする時が幾度かあると思い

ます。今がその時かも知れませんし、これからそのような時を迎えることもあるでしょう。そのなかでこの聖書箇所は、私たちには忘れられない言葉となるはずです。


Ⅰ、イエスへの信頼の現れ

弟子たちは、眠っているイエスを起こそうとします。

これは、イエスへの信頼の現れの行為です。弟子たちだけでは解決できない問題を

イエスに頼ることにしたからです。個人の問題も、教会の問題も、イエスにしか頼ることのできないほど深刻な問題があるのです。


Ⅱ、無責任な行為

弟子たちの行為は、信頼と同時に「あとはイエスがなんとかしてくれる」という、

無責任な行為でもあるのです。

ですからすぐさま、イエスは言います。「あなたの信仰はどこにあるのですか。」と。

この言葉は叱責でもありますが、愛の言葉でもあるのです。

信仰を働かせて祈ることが大事です。私たちはどのような信仰をもっているでしょうか。


Ⅲ、臨在信仰

私たちもあの弟子たちと同じで、主が共にいてくださるという臨在信仰がなければ、

恐れをもちます。しかし、この、突風で揺れている舟という危険な場所にイエスはおられるのです。そして、イエスが叱ると、突風はやむのです。

私たちの神はインマヌエルの神です。「神が私たちとともにおられる」(マタイ1・23)

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