マタイの福音書6章7~13節
この聖書箇所は、イエス・キリストが弟子たちに祈りについて教えられた
有名な箇所です。ルカの福音書11章を重ねてみると興味深いです。
Ⅰ、主が教えてくださった祈り(9節)
主イエス・キリストの教えて下さった祈りは「主の祈り」と呼ばれています。
以前信徒セミナーで「主の祈り」について学びました。
主の祈りは、毎週礼拝の中でもなされています。イエス・キリスト自身が祈りの人で
あり、朝に夕にお祈りをされました。
Ⅱ、主を賛美する祈り(9節)
「御名が聖なるものとされますように。」は、神の素晴らしさが多くの人によって
知られること、
「御国が来ますように」は、多くのキリスト者が互いに愛し合う世界を待ち望んだ
祈りです。
再臨を待ち望む祈りと同じ意味が含まれます。神の国の実現を願い、祈ります。
Ⅲ、主に必要を求める祈り(11節)
私たちは神の恵みなくして生きていけません。あたり前のように水を飲み、空気を
吸っています。このことも神の恵みの御業です。「日ごとの糧を、今日もお与え
ください。」と。
神は求める者に与えられる、気前のよいお方です。そして、主は私たちがイエス・
キリストのようになることを望まれています。そのためにも主の祈りをささげ、
聖霊を求めることが何よりも重要です。聖霊は
①求める者に(使徒1・14、ルカ11・13)
②信じる者に(使徒19・2、ルカ11・13)
③従う者に与えられます。
聖霊に満たされるとき、愛の人に変えられ、赦すことのできない人のことも赦すことが
できる者に変えられるのです。
「あなたは神のかたちに造られており、それ故あなたはそこに存在するということです。」(フランシス・A・シェーファー)
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