ルカの福音書12章48~59節
古くから
「朝焼けは雨、夕焼けは晴れ」と言われます。
主イエスの言葉を聞いている群衆も、
空や風を見て、天気を予測していたこと
でしょう。
現代は天気予測がほぼ正確に
なされてきていますが、
当時はそのようなことではなく、
空と雲、風などで予測していたこと
でしょう。
主イエスは人々に、
天気の予測はできていても
「どうして今の時代を見分けようと
しないのですか。」と
問いかけをされたのです。
Ⅰ、主イエスが地上に来られたこと
主イエスは、
神の国の福音を伝えていました。
(4章)
そして5章32節では
「わたしが来たのは、
正しい人を招くためではなく、
罪人を招いて悔い改めさせるためです。」
と言われました。
しかし、群衆は
罪人であることの自覚もなく、
まさに無自覚状態なのです。
ですから罪を悔い改めることがない。
そのことを主イエスは指摘したのです。
神との交わりが深まるために
罪の悔い改めなしにはあり得ないのです。
柘植不知人師はこのように
言っていたそうです。
「信仰の第一歩は悔い改め、
この悔い改めを得ずして信仰に入ることは
裏口入学をするようなもの」と。
私たちは今日聖餐にあずかります。
罪が示されたら、
悔い改めてあずかることが必要です。
主イエスは地上に来られた理由を
「わたしは、
地上に火を投げ込むために来ました。」
(49節)と言われています。
Ⅱ、和解の主イエス
58節に
「途中でその人と和解するように
努めなさい」と主イエスは言われます。
隣人と和解することが主のみこころです。
私たちは御子イエスにより
神と和解することができ、
神と深い交わりができる者と
されているのです。
「キリストは聖なるものとされる人々を、
一つのささげ物によって
永遠に完成されたからです。」
(へブル10・14)
この一つのささげものこそ
主イエスの十字架です。
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