ルカの福音書9章1~9節
イエス・キリストは弟子たちを派遣するために、霊と心体をご支配くださる
主の力を授けられました。
私たちは霊だけで生きるのではなく、心と体も持って生きています。
霊だけでなく心も体も私たちにとって大切なものです。
そして、弟子たちも各地で福音を告げ知らせたのです。
しかし、主イエス・キリストが彼らの信仰のなさを嘆く場面があります。
Ⅰ、弟子たちの信仰
弟子たちは特別に主イエス・キリストに選ばれていますが、
信仰については、不信仰の罪について厳しく指摘されています。
キリスト者は、この世においてサタンの戦いがあります。また誘惑もあります。
そのなかで大切なことはみ言葉と祈りですが、(エペソ6章)
主イエス・キリストを信じる信仰が必要です。
「あなたがたの信仰はどこにあるのかですか」(8・25)
「これらすべての上に、信仰の盾を取りなさい。」(エペソ6・16)
Ⅱ、ヘロデ王の信仰
ヘロデ王もまた主イエス・キリストのことを「いったいだれなのだろうか。」
(9)と言って理解できません。イエス・キリストに会ってみたいという願いも、
後の主イエス・キリストの十字架の直前にかなえられます。
しかし、その出会いを通しても主イエス・キリストを信じる信仰を
もつことができませんでした。主イエス・キリストとの出会いがあっても、
すべて信仰に至らないこともあり得るのです。
私たちも同じで、信仰は、主イエス・キリストの十字架と復活を知って
与えられるものです。
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