ルカの福音書9章10~17節
イエス・キリストは、五千人以上の人に対して、弟子が「これぽっちしかない」と
思ってささげた、5つのパンと2匹の魚を用いて奇跡を起こされました。
その出来事がルカの福音書でも書かれています。
主イエス・キリストは、
Ⅰ、小さな献げものを尊く用いられる
弟子がささけた5つのパンと2匹の魚を、主イエス・キリストは
「天を仰いで、賛美の祈りを唱え」てお分けになったのです。
小さな献げものも神に感謝して献げたとき、それを豊かに用いられるのです。
貧しい者たちや小さな子どもたちを主イエス・キリストは愛されるお方です。
ルカの福音書21章では、貧しいやもめのレプタ銅貨2枚の献げものを
主イエス・キリストは喜ばれました。
Ⅱ、満たされるお方
群衆の5千人たちの必要が満たされ、「すべての人が満腹した。」(17)
とあるように、神のなされる御業は素晴らしいのです。
これっぽっちで恥ずかしいという小さな献げものを、
主イエス・キリストは祝福して、余るほどに満たしてくださるのです。
それに尽きます。
Ⅲ、弟子たちに神の御業の参画を
「群衆に配るように弟子たちにお与えになった。」(16)。
主イエス・キリストの弟子への指図があって、5千人以上の人たちに
パンと魚が与えられたのです。
この行為はとても大変ですが、大事なことです。
自己犠牲による神の御業への参画は、主イエス・キリストが求めておられる
ことです。そこで、弟子たちは神の奇跡をともにみるのです。
「そして余ったパン切れを集めると、12かごあった。」(17)
12はイスラエルの部族の数です。
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