ルカの福音書14章34~35節
ルカの福音書14章34,35節の並行記事として
マタイの福音書5章13節があります。
その後の14節を重ねると、クリスチャンは「地の塩」、
「世の光」と主イエスは言われます。
それはクリスチャンの目標でもあり本質でもあります。
主イエスを信じ、主イエスに従う時にそのようになるわけですが、
そのためにはいくつかの気づきが必要です。
それは聖霊による働きでもあるのです。
その気づきとは
Ⅰ、塩は良いものであること(34節)
塩がなければ味がしない、
主イエスはルカの福音書14章34節でそのように教えます。
旧約聖書のレビ記2章13節にはこのような御言葉があります。
「穀物のささげ物はみな、塩で味をつけなさい。」と。
現代のユダヤ人も安息日に食べるパンに、バターはないそうです。
つまり、クリスチャンは
①特別な存在、この世においてなくてはならない存在である。
②塩は保存するために用いられる。腐らすのを予防する働きがあり、
そのため寒い地域では不可欠なものであったのです。
「弟子には、全く聖別されることが求められているものである。」
(ウェスレー・バイブル注解より)
まさに世と妥協せず、聖き存在であることです。
Ⅱ、神は装って下さること(マタイ6 ・30 口語訳)
気づきの中で、主イエスはこのように語られた後に
マタイの福音書6章で野の花が育つことを示し、
ソロモンの栄華にまさる程に神は装って下さると言われたのです。
また、ヨハネの福音書3章16節では
「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに
世を愛された。」とあります。
クリスチャンとは神より愛された存在であることに
気づいた人たちのことです。
Comments