創世記28章10~22節
9月第一聖日の振起日礼拝では、
創世記のヤコブを取り上げたいと思います。
ヤコブは双子の兄エサウを押しのけて、
わずか豆汁一杯で貴重な長子の権を奪い、
父イサクが年を取り、目も見えなくなると、母リベカと結託し、
兄エサウに与えようとした父からの祝福まで横取りしました。
このことで、兄エサウは弟ヤコブを殺そうとしていたので、
母リベカは、ヤコブを叔父ラバンの住む
パダン・アラムに逃れるように勧めたのです。
ベエルシェバから6700キロも旅をしなければいけなかったのです。
しかし、そこでヤコブは
Ⅰ、聖なる神との出会い(11~15節)
不安と孤独とで自己絶望していたヤコブに、
聖なる神は現れたのです。
まさに驚くべき恵みです。
野宿をしたヤコブに、神は一つの梯子の夢を見させました。
その夢とは、神の使いがその梯子を上り下りする夢でした。
通常、梯子は地から天に向けて立てられるのですが、
この梯子は逆方向に、天から下に向けて立てられたのです。
私たちクリスチャンが信じている主イエスは、
「罪人の友」となるために、天から下ってきたお方です。
この梯子は主イエスのお姿そのものなのです。
まさにヤコブはここで聖なる神と出会うことになったのです。
ヤコブはこれまで、偽善や偽証など罪を重ねてきました。
父イサク、兄エサウをだましてきたのです。
昔から神は罪人を愛して、へりくだられたお方なのです。
Ⅱ、神の臨在の約束(15節)
ヤコブに神は臨在の約束を与えます。
「見よ。わたしはあなたとともにいて」(15)と。
臨在の約束ほど心強いものはありません。
孤独や不安から完全に解放させる神の約束です。
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